対象疾患・研究紹介

|認知行動カウンセリング希望者の方へ

対象疾患

社交不安障害研究

社交不安障害の症状

対人、社交の場面で「恥ずかしい思いをしようとする」ことに対して、強い恐怖や不安を感じてしまい、日常生活に支障を来す心の病気です。(社会不安障害とも言います)

社交不安障害の認知行動療法

  • 社交不安障害の認知行動療法では、社交不安を維持していると考えられている心理学的な要因に焦点を当てながら、治療を進めていきます。
  • 治療は、マンツーマンの個人セッションで行いますので、集団が苦手な方でも参加できます。
セッション数 扱う内容
インテーク 主訴に関する問診、認知行動療法の説明など
セッション1 問題の悪循環を捉える(個別モデルの作成)
セッション2

セッション4
社交場面で行う「安全行動」について理解する
社交場面で出現する「自己イメージ」について理解する
社交場面での「注意の対象」について理解する
セッション5

セッション10
社交場面に関する予測の検証(行動実験)
セッション11

セッション14
自己イメージと結びつく初期記憶の検討
予期不安と反芻(入念なリハーサルと反省会)の検討
事実に基づく自己イメージの構築
残った問題の整理と対策
セッション15

セッション16
セッションの振り返りと再発予防

社交不安障害の臨床研究

  • 抗うつ薬による治療で改善が得られなかった方への認知行動療法の効果を検証する臨床試験
  • 社交不安障害の脳神経基盤の解明に向けた脳画像(MRI)研究

強迫性障害研究

強迫性障害の症状の例

  • 便や尿の汚れが気になってしまい、トイレの後、1時間以上も手洗いをしてしまう。
  • 家のドアの鍵がしっかり閉まっているのか心配になり、ドアの鍵を何度も確認してしまう。

強迫性障害の認知行動療法

  • 強迫性障害の症状が止められなくなる仕組みを明らかにし、それに応じた治療を行います(参考文献: 「強迫性障害の治療ガイド」飯倉康郎, 二瓶社, 1999)

強迫性障害に対する認知行動療法の臨床研究

  • 強迫性障害に対する認知行動療法の効果研究(対象年齢: 10-50歳)
  • 脳画像と認知機能検査を用いた、強迫性障害の脳機能研究(対象年齢: 10-50歳)
  • お子さまの強迫性障害にお悩みの方は、こちらをご覧ください
    詳細はこちら

過食症研究

過食症は

  • 一定の時間内に大部分の人が食べるより明らかに大量の食べ物を食べる、また、その間、食べることを自制できないという感じをともなう。
  • 「過食エピソード」が繰り返され、少なくとも3か月間以上、週2回以上起こっている。
  • 体重の増加を防ぐために、自己誘発嘔吐、下剤や利尿剤ややせ薬を使用したりする「代償行動」、極端な食事制限、過剰な運動をすることがある。
  • 自己評価は、体重や体型の影響を過剰に受けている。
  • 食べ物や体重・体型にとらわれてしまい、日常生活や社会生活に大きな差し障りがある。と定義されています。<過食症(神経性大食症)の診断はDSM-IVの診断基準>

過食症(神経性大食症)の認知行動療法とは

日常場面の困りごとに対して、ガイド役の治療者との共同作業で変化に向けて取り組む心理療法です。「食行動」の問題と「気持ち」や「考え方」の癖、「身体の調子」の問題が維持されている仕組みを明らかにし、「食べることがやめられない」、「体重が気になって食べられない」といった行動を改善し、毎日をよりよく過ごすことを目標とします。

千葉認知行動療法(CBT)研修コースでは、過食症患者さん向けにエビデンスが確立されているCBTを、イギリスのモーズレイ病院の摂食障害外来に通院している過食症患者さんのために開発されたガイドブック(ウルリケ・シュミット、ジャネット・トレジャー著)を利用しながら、セラピストと一緒に取り組みやすい方法で提供させて頂いてております。

過食症に対する認知行動療法の実際

  • 食事や栄養に関する正しい知識を得て、3食規則正しい食事を心がけます。
  • 過食のきっかけと症状を維持している要因について、セルフモニタリングと面接を通して話し合いながら、過食や代償行動のきっかけと食行動のもたらす問題、気持ちや考え方の癖に気づき、より適応的な方向に変えていきます。
  • 体重や体型にとらわれる考え方を別の見方で探索し、不快な気分への対処法、問題解決法、対人関係スキル、自尊感情、完全主義などへの取り組みを実践します。
  • 再発防止に向けて、認知行動療法で身につけた考え方や気持ちの上手な切り替え方やストレスへの対処法が自分自身でできるよう取り組みを実践します。
過食症の認知行動療法研究のご協力のお願い

認知行動療法の効果について、研究にご協力いただける方を募集しております。詳しくは、以下をご参照ください。
摂食障害患者様を対象とした女性の被験者募集

摂食障害について詳しい症状を知りたい方は、以下にリンクすると、ダウンロードできます。
http://www.jsed.org/links.html

うつ病研究

うつ病の症状

  • 気分が落ち込む、やる気がない、楽しくない、集中できない
  • 食欲がない、体がだるい、眠れない、お腹の調子が悪い
  • 自分はだめな人間だ、死んだ方がましだと思う
  • 頭の回転が悪い、決められない、そわそわ落ち着かない

うつ症状に対する認知行動療法

思考のパターンを気づいて、問題を解決する力へ

コラム、思考記録表、行動活性、対人関係スキル、問題解決技法、スキーマワークなど

うつ病CBTの研究内容

  • CBT前後で心理検査(スキーマ尺度、認知柔軟性尺度など)の変化
  • CBT前後で採血検査(バイオマーカーの同定)
  • CBT前後でMRIや脳波