うつ病や不安症には、外来通院で、お薬での治療(薬物療法)や、考え方(認知)や行動のバランスをとる認知行動療法が行われています。
うつ、不安の治療では、患者さんによる主観的な症状を記録することが重要です。
「うつ不安レコード」アプリを使うことで、あなたは、自分の症状の経過を振り返ったり、症状がわかる画面をあなたの診療を行う人(医師・心理士など)に見せることで治療に役立てたりできます。
また、研究グループは、「うつ不安レコード」アプリを通じてお預かりしたデータを解析することで、将来的により良い治療法の提供の仕方の検討に役立てます。(PDF)
●「うつ不安の患者自主登録データベース研究」の説明書を必ずお読みください。
以下は、終了した研究用アプリのお知らせです。◆「うつ不安レコード」アプリ【2022年度、研究終了のお知らせ】
「うつ不安レコード」アプリの利用につきましては、これまで本研究にご協力いただき、誠にありがとうございました。 本アプリは、研究成果報告としてまとめることができたため、2022年度をもって利用を終了とさせていただきます。 研究費での運用の都合上、何卒、ご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
研究成果報告は、科学研究費 基盤研究(B)「うつ不安の患者登録サイトでの費用対効果見える化とStepped Careの誘導」(2017年4月から2021年3月まで)の研究の一環で、「うつ不安レコード」アプリは開発され、千葉大学大学院医学研究院の倫理審査委員会の承認を得て、実施させていただき、その成果として、「うつ(PHQ-9)、不安(GAD-7)、QOL(EQ-5D)の尺度スコアと医療費をアプリで収集して、見える化するデータベースを構築していくことは、認知行動療法および薬物療法の医療経済効果を含む科学的根拠に基づいた普及の推進のために有意義であることが示されたことを報告させていただきました。
今後、別の形での社会実装を目指していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
千葉大学大学院医学研究院認知行動生理学 清水栄司