摂食障害研究|脳画像研究について

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神経性やせ症、神経性過食症などの摂食障害は、食事を普通にとることができなくなって極端にやせてしまったり、多くの合併症を引き起こしたり、生命に危険がおよぶなど、健康への影響がとても大きい病気です。 治療は非常に難しく、世界中で有効な治療法を開発する試みが行なわれてきました。 近年、摂食障害に対する認知行動療法(CBT)の有効性が認められ、日本でも注目されてきました。
しかし、そのCBTが効果を示す神経科学的メカニズムは未解明です。 摂食障害は独特な考え方や行動が見られる病気なので、脳の仕組みと働きに関係があると考えられていますが、詳しいことはわかっていません。
そこで、私たちはをCBTを受ける摂食障害(神経性やせ症、神経性過食症、過食性障害)の患者さんに対して、脳の働きや形の特徴を調べる検査を行なっています。 CBTによる治療の前後に脳MRI検査、臨床検査、認知心理検査を行い、治療効果との関係を明らかにし、摂食障害の早期発見・早期介入に役立つ脳科学的に検証することを目指しています。

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